京都大学、松山隆司先生の授業を受けてきた

金曜日の6限はメディアコンテンツに関わっている各方面の先生方の授業(http://content-gakubu.iii.u-tokyo.ac.jp/2008/2008winter/mediacontent/index.html)を聞けるから楽しい。これで単位が出るんだから一石二鳥。モグリ大歓迎だから是非。
今日は京都大学松山先生がいらっしゃって講義した。印象に残ったことを自分なりに書いておく。

まず、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックの話をした。その融合として「仮想現実」があるとのこと。その話を聞いてこのへんの動画を思い出した。


今までのいわゆる「自然科学」の基本的な問いの例として、
・物質とは何か?
・生命とは何か?
・エネルギーとは何か?
・情報とは何か?
などなど・・・・

があり、この中でも、
生命のモト、情報のモトは今の自然科学ではうまく説明ができない!!ってことでこれからの科学は「もの」の科学から「こと」の科学へ移っていくとのこと。
情報とは、「こと」の一つの様相であり、「もの」づくりの産業から、「こと」興しの産業へ変わりつつあるととのこと。モノより思い出!!

「こと」の目的は、「ヒューマンコミュニティ」ーの高度化。
自然なコミュニティーの要素として、「視覚」「聴覚」などがあるが、先生は「第6感」と呼ぶものを研究している。題感とは、会話の中の「間」とか「息の合う」といった感覚など。
「時」の間隔をどう共有するか。ロボットとかが出来たときにどうやって「間」といったものを認識させるか。まず時間を「感覚的時間」と「物理的時間」に分けて考えるとのこと。

物理的時間はそのまま途切れることのない時間の流れ。それに対して感覚的な時間はイベントの順序づけ。a=起床 b=学校 c=遊ぶなどのイベントがあり、それの並びが感覚的な時間らしい。そういえば子供の時にやけに時間が長く感じたのは、a=起きるb=1時間目の休み時間(誰々と話す)c=2時間目の休み時間(ドッジボール)などと自分で作るイベントの数が多かったからなんじゃないかと思いながら聞いていた。

あと興味を持ったのが、人と会話するとき、Aが話終える少し前にBが話始めるのがいいコミュニケーションの秘訣らしい。言い終わってから考えて返答すると違和感を感じるとか。その例で出てきたのが「漫才師」。
ボケ→ツッコミの順の会話のほうがツッコミ→ボケの順よりも話始めるタイミングが早いらしい。少し「食い気味」ってことらしい。

何が言いたいか分からないけど、僕の大好きな漫才を紹介。同じネタなのにこんなに違う!!